人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

やりたいことは何時でも言えるようにしておけ

「やりたいことは何ですか?」 この質問は折に触れて自らに問われるものである。 大抵の場合、聞かれてから考えるようでは遅い。 普段から考えておくべきことなのだ。 特にキャリア・仕事に関するものは、日々でも毎週でも良いから考えておきたい。 チャンス…

仕事の価値は遥か遠くにあることも

こんな本を読む。 刑事弁護人 (講談社現代新書) 作者:亀石倫子,新田匡央 講談社 Amazon Kindle日替りセールでレビューも高かったので購入。 一応法学部で刑法専攻でしたし。 表紙の打ち出しとタイトルから、「美人弁護士が弱者のために日々頑張ってます!」…

野性の証明

今朝は小雨。 大雨でも霧雨でもなく、ポツリ、ポツリと降る程度で、風は穏やか。 この程度であれば、いつものとおり走りに行く。 少し身体の重さを感じながら、遅いペースで近所の川の土手に到着し、走り続けていた時のこと。 前方左下の視界に鳩が目に入る…

精神論の害悪

武門に身を置くものとして、一度は読んでおかねばと手に取る。 葉隠 (知的生きかた文庫) 作者:奈良本 辰也 発売日: 2013/11/11 メディア: Kindle版 先生は生前「武道と武士道は違うからね」とおっしゃっていて、特に「武士道とは死ぬことと見つけたり」で有…

真面目にお仕事

こんな本を読む。 仕事と人生 (講談社現代新書) 作者:西川善文 発売日: 2021/03/17 メディア: Kindle版 小生が入行した時の頭取でいらっしゃったんですよね。 内定式と入行式くらいしかお目にかかる機会は無かったが、自伝も拝読したし、その後の活躍も遠く…

とにかくインプット

人間の本質を知り思索のきっかけとなる読書、ということでSFの名作にちょっかいを出していたが、そのテーマで読書好きから必ず挙がるのが歴史物である。 ということで積読を引っ張り出す。 新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫) 作者:井上 靖 発売日: 2014/10…

稽古の組み立て

合気道には武器技の型がいくつか残っていて、毎朝一人稽古を日課にしている。 普段は素振り用の木刀を使っているのだが、ふと思い立ち今朝は居合用の模造刀を持ち出してみる。 が、違和感バリバリ。 剣術という意味では模造刀の方がリアルなはずなのに、木刀…

完璧を目指したその先に

昨日と似たようなタイトルなんだが。 昔、あるコモディティ商品のメーカーをクライアントと仕事していた時のこと。 今後どの道に進むべきか、社内で議論していた際、当時の上司が「今の売上100億が500億まで伸びたとしても、幸せにはなれないと思うんだけど…

完璧を追及すると何が大変か

50点を80点にする努力と90点を100点にする努力では、後者の方が圧倒的に大変である。 だから80点で終わりにすべきだ、という戦略論(?)もよく言われる。 100点を目指す努力は何が大変か。 80点、90点まで到達している状態だと、残りは解決困難な問題しか残…

世代交代こそイノベーション

先日に続き、SFの古典に手を出す。 幼年期の終り 作者:アーサー C クラーク,福島 正実 発売日: 2012/12/21 メディア: Kindle版 アシモフ、ハインライン、クラークを三大巨人と言うらしい。 先日はハインラインを読んで、面白いのは面白かったが、小生が読書…

雨の日も風の日も

昨晩から吹き荒れる風は今朝も強く、Apple Watchの天気表示では南の風9メートルとの表示。 風が強い日のランニングは辛い。 数ヶ月前から毎日5キロ走るチャレンジを続けていて、以前だったら走るのをやめるようなコンディションでも走るようになったのだが、…

名作の条件

こんな本を読む。 夏への扉 作者:ロバート A ハインライン,福島 正実 発売日: 2013/05/24 メディア: Kindle版 ビジネス書を中心に読書を続けているが、毎年百冊以上も本を読んでいると、ネタが尽きてくる。 古典となったもの、名著と呼ばれるものも良いのだ…

成功条件・敗北条件

朝ランニングしていてふと思う。 「コロナに負けるな!」という掛け声はその通りだとして、いろいろ我慢して社会や経済がボロボロになったらそれは負けたんじゃないの、と。 ということは、何をもって「負け」あるいは「勝ち」とするのか、曖昧なまま我々は…

クレームのお作法

人間生きていれば、言うべき時に言わねばならない場面に遭遇する。 でま怒るのはよろしくない。 怒ったその瞬間はテンションが上がって気持ちがいいけれど、思わぬ反撃を喰らうとか、結果的に本来の問題解決にならないとか、ロクなことにならない。 おすすめ…

年齢とともにますます響く

思わずこんな本を買って読む。 野村の教え方 すべての指導者に贈る最後のメッセージ 作者:野村 克也 発売日: 2020/04/07 メディア: Kindle版 野村監督の本は、若い頃から結構読んでいて、いちいち納得していたものである。 今改めて検索すると類書が数十冊あ…

変化するのではない、淘汰されるのだ

前から読みたかった本書を手に取る。 ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す 作者:山口 周 発売日: 2020/12/21 メディア: Kindle版 著者の本はたいてい読んでいて、いずれも深い共感を持ってきたけれども、本書はかなりラディカルな主張のよ…

新たなチャレンジに幸多かれ

今日を最終出社となるメンバーに送る。 転職活動前から色々と相談に乗ってきたが、いよいよお別れ。 転職を沢山してきて、年齢も20年近く離れているオジサンからのアドバイス。 余計なお世話だけれど、この先も色々あるから、良き人生を送って欲しいと思って…

面白くしようとする必要はない

人前で話す機会が多い方だと思うのだが、そういう場面において、この10年くらい意識していることがある。 それは笑いを取りに行くなど、ウケを狙いに走らないことである。 人前で話す、その役割をしっかり考え、職責を果たし切ることに集中し、その役割の流…