人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

名作の条件

こんな本を読む。

夏への扉

夏への扉

 

 

ビジネス書を中心に読書を続けているが、毎年百冊以上も本を読んでいると、ネタが尽きてくる。

古典となったもの、名著と呼ばれるものも良いのだが、インサイトは限られるような気がするし、流行っている本は評価が確定していない分だけ当たり外れが大きい。

 

少なくともそういう本に2,000円〜3,000円を払うのはなかなかハイリスクなので、結局Kindle日替りセールで300円〜400円のソコソコ評価が高い本を乱読する形になっている。

趣味の読書としてはまずまずなのだが。

 

そういう中で、人間の本質を理解することがビジネスや人生においても重要だとすれば、ビジネス書に限る必要はなく、読書の領域を広げようと考えている。

優れたSFには、人間の本質を踏まえた上で、ある種のシミュレーションとして「こういう状況になったらどういう判断をするか、すべきか」という問いを孕んだものがある。

 

何年か前にこちらのシリーズを通しで観て、上記テーマを考えさせられたものである。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00FZE9I8Q/ref=atv_dp_share_cu_r

 

興味のある方は、序章と全48話を観てもらうとして、そんな期待があったので、SFの古典・名著と呼ばれる冒頭の本書を手にしたのである。

で、内容としては「流石」というに値する面白さだったのだが、小生がくどくど述べた期待とは異なり、純粋に娯楽として楽しむ類のものであった。

 

なので、楽しめたのは確かだが、求めるものは得られず。

もうちょい色々探してみたいと思う次第。

 

まぁ、ご参考ということで。