人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

成功条件・敗北条件

朝ランニングしていてふと思う。

「コロナに負けるな!」という掛け声はその通りだとして、いろいろ我慢して社会や経済がボロボロになったらそれは負けたんじゃないの、と。

 

ということは、何をもって「負け」あるいは「勝ち」とするのか、曖昧なまま我々は進んできたことになる。

勝ち負けのラインが引けているからこそ、ここまでは我慢して、ここからは緩くするという話ができるのだが。

 

現実には難しい議論だと思うが、不可能ではない。

そして、こういう話は新規事業なんかでもよくある。

 

何をもって成功とし、失敗とするか。

立ち上げた事業に売上が立ち、利益が出ればもうそれは10に1つの凄いことで、充分成功と呼ぶに値するのだが、それを事前に握っておかないと、「思ったほどではなかった」「時間の無駄であった」「本業にリソースを割くべきだった」となり、起案者はバカらしくなって会社を辞める。

 

逆に上手くいかなくても、「一度始めた以上は簡単に引けない」「まだまだこんなもんでは」「アイツがダメだから」となり、起案者はいつまでもダメな仕事から逃れられない。

新規事業は始めるよりやめる方が難しい(なんでもそうかもしれないが)のだが、その話はまた今度。

 

いずれにせよ、成功・失敗をしっかり定義し、そこに至った際のアクションを決めておかないと、いつまでも苦しい思いをするのである。

そういうのは避けたいよね。

 

まぁ、ご参考ということで。