人間生きていれば、言うべき時に言わねばならない場面に遭遇する。
でま怒るのはよろしくない。
怒ったその瞬間はテンションが上がって気持ちがいいけれど、思わぬ反撃を喰らうとか、結果的に本来の問題解決にならないとか、ロクなことにならない。
おすすめは「ベキ論」、理想像を共有した上でそのギャップを突くというやり方である。
出されたラーメンに髪の毛が入っていたら、そこをひたすら責めるのではなく、優れたラーメン屋としてあるべき姿ではないんじゃないか、みたいな。
意味不明なので例を変える。
取引先のお行儀が悪い社員が居て、相手方にクレームをつけたい。
上司にアポを取って理詰めで問題点を突き詰めても良いが、面倒な客だと思われて取引を引かれても意図した展開にならない。
上司に対して、あるべき両社の関係性とはこうではないか、そのためにこちらはこういう努力をするが、そちらはどのような在り方が良いのか。
それを踏まえて現状はどうか。
それはお互いの理想に近いのか、担当者の振る舞いはどうなのか。
お行儀の悪い社員の成長や、あるべき姿を考えると、改善を図るべきなのではないか。
クレームが提言になる、そんな変化球によってこちらの意図を実現する。
反論を許さないポジティブな提言で相手に行動を促す。
時々使う手の一つ。
ねちっこいね(笑)。
まぁ、ご参考ということで。