人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「小学校最初の3年間で本当にさせたい『勉強』」 読了 〜「子育ての目的は幸せな思い出をつくること」〜

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小学二年生の子を持つ親としては、思わず手に取らざるを得ない一冊。

Amazonの評価も高い。

 

作文の通信添削塾を長年営む著者による初等教育指南本。

書いてあることは、読書習慣を身につけることなど、概ね表紙の帯の通りと思ってもらってよい。

 

が、それで終わりにせずに読んでもらえたらな、と思うのが、著者の親にも子にも温かいスタンス。

本日のエントリーのタイトルにカッコ書きで引用した文章などがまさにそう。

 

親として「そうだよね、それで良いはずだよね」と思わず頷いてしまう。

低学年のタイミングで先取り勉強をしても、すぐに追いつかれてしまうとか、記憶に残るのは楽しかった家族や友達との遊びの思い出なのだからしっかり遊ばせるべきとか、本格的な勉強は高一スタート高三ピーク(当面の世の中は)なのだからそれに向けた自学自習勉強の習慣を身につける、とかとか。

 

ほんの少しでも良いので自分で計画を立てて勉強する習慣とか、スケッチブックではなくガンガン落書きできる環境とか、すぐに準備してあげたい。

電子書籍の利活用とか、AI時代の子育てとか、中学受験すべきかとか、今時の話題にも一定の見解を示してくれているのも好印象。

 

子供が高学年に入った親でも遅くはないと思う示唆が多いので、是非ご一読あれ。

まぁ、ご参考ということで。