人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

イノベーションに必要なことは、愛情

ここ数年、ずっと新規事業開発とか、イノベーティブな組織づくりといった議論をクライアントと続けていて、結論的に思っていることがある。

それが「イノベーション」と呼ばれるものかどうかはわからないが、新たな何か、世に衝撃を与えるような何かを生むためには、根底に愛情が必要だということだ。

 

青臭い表現で気恥ずかしいのだが、あえて「愛情」と言ってしまう。

自社の製品・サービスやお客様への愛情、それなくしてイノベーションは生まれないと思うのだ。

 

何年も担当しているが、実はその製品はたまたま配属されて関わっているだけで、個人としては買ったことも使ったこともない。

お客様がどんな人で、どんな課題に向き合い、どんな夢を持っているのか、自分の言葉で語ることができない。

 

そんな、「サラリーマン的」に仕事に関わっている人間が、新しいものなど生み出せるはずがないと思わないだろうか。

たとえそこに、どんな方法論を提示しようとも、会社としてどんな制度を用意しようとも。

 

そして、そんな「サラリーマン」が何万人集まろうが、決してイノベーティブな集団にはならないのだ。

「そんなことを言ったって、もううちは『サラリーマン』だらけの大企業になってしまったし…」というご意見もあるかもしれない。

 

そういう会社の人は、機会を作って仕事への愛情を思い切り語れる場を用意してあげたら良いと思う。

毎日何時間も働いている人間たちの集まりなのだから、何人かは熱く語れる、愛情豊かな人間が存在するはず。

 

そしてその熱く語る場を目の当たりにすると、人は「そういえば自分も」と感じ、また語り出すんじゃないかと思っている。

その先にきっと、イノベーティブな組織があるはず、という仮説のもと、そんな取り組みをクライアントとやってみたいと画策している。

 

まぁ、ご参考ということで。