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答えのない問いには興味があって、どこかのタイミングでポチった一冊。
「気づく」とはどういうことか?と問われて答えられますか?
答えられませんよね?
ということで買ってしまうのである。
で、先日「リフレクティブマネジャー」という本を読んだので、内省して気づくというプロセスについて、本書を読むことで理解が深まるかも、ということで手に取る。
結論から言うと、全然違う切り口の本といってよく、直接的なつながりは見出しにくかった。
本書は、医学や神経科学をベースに、多様な観点や過去の論説から、著者なりの認識論が展開されていくという本である。
言語を切り口に認識が立ち上がっていくさまなどは、確かに実感を伴う説得力がある説明なのだが、いかんせんそれを証明する術がない。
その辺りが、著者の責任ではなく切り込んでいくアプローチ上致し方ないのだが、勿体ないと感じる。
とはいえ、内省にも「言葉」が無いと、成立しないかもね、なんて思ったり。
まぁ、ご参考ということで。