人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

やる気は狙って出せるのか

なんか昨日に引き続き疑問形のタイトルで恐縮だ。

今朝方こんな記事を読む。

 

president.jp

記事の後半に、上司が「やる気を出せ」と言ってもダメだ的なことが書いてあり、そんなの当たり前だろうと思ったりはする。

一方で若手社員の育成を担っている立場とすると、「もうちょっとやる気出してくれねぇかなぁ…」というのは毎日のように思う。

 

いや、問題は「やる気」なんていう精神論ではなくて、純粋なアウトプットでしかないのだ。

しっかりしたアウトプットを出してくれるなら、やる気なんかいらない。

 

アウトプットのレベルが低いから「お前もうちょっと頑張れよ…」と思うんだろう。

更に考えていくと、アウトプットのレベルが低いというのは、期待されているアウトプットのレベルを認識していないから、という可能性が高い。

 

いまどきの若者たちは優秀なので、アウトプットのレベルが低いことを認識していれば、そのまま上司に仕事の成果として提出したりはしない。

たぶん我々側が、この仕事にはこのレベルの質・量を求める、ということを、彼らにわかる形で示せていないということが問題なのだろう。

 

「俺の仕事ぶりを見てりゃわかるだろ…」と言いたいところだが、「一を聞いて十を知る」ことができる社員を求めることはできない。

いつまでに、何を、どれくらい、という当たり前の話を丁寧に、具体的に説いていき、「おっと、これは思ったより大変だぞ」と感じてもらい、努力をしてもらう。

 

その努力のプロセスを遂行していく中で当たり前にくっついて来るのが「やる気」なんだろうし、そのプロセスの繰り返しで業務遂行能力が上っていくと、「やる気」のレベルもアウトプットのレベルも上がっていくんだろうなぁと。

あぁ、やっぱりマネジメントの責任ですね…。

 

まぁ、ご参考ということで。