人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

いま、就職活動をするのなら

ま、そんなことを考えても、若い頃に戻れるわけでもなし、学生さんにアドバイスとして述べるとしても、最終的には本人の判断なので、責任のある話でもないのだが。

いくつかの判断軸はあると思う。

 

まず、大手を狙うかどうか、というのがある。

学生さんも薄々わかっていらっしゃると思うが、大手から中小への転職はあるけれど、逆はあんまりないし、待遇だって明らかに違う。

 

一方、それに対する大手以外からのカウンタートークは、組織が小さい故の権限委譲と、成長の早さ、というのが良くあるパターンだろう。

だいたいその通りなのだが、ではそのロジックに馴染めるかは、瞬発力の有る無しが要求されるので、人によって判断は分かれるだろう。

 

それから、最初に入った会社で、何を得るつもりなのか、という判断もある。

ざっくり、看板を取りに行くのか、経験を取りに行くのか、という分かれ方があるのではないか。

 

看板を取りに行くのは、外からの見え方という意味で、そのステータスが付くまでは居続けるだろうし(大企業の部長さんみたいな)、もっといい看板が得られる機会なら、あっさり転職するかもしれない。

経験を取りに行く方は、その時々にその環境だから得られる経験やスキルを求めるという感じで、良い経験やスキル向上が期待できるならば、ずっとその会社に入れば良い。

 

大手かどうか、何を得たいか、という二軸を出してみて、もちろんもっと沢山あるのだが、振り返ると小生はこの辺で決めたような気がする(大手×経験)。

そして最初の会社を辞めたのは、期待していた経験が得られなくなったから(新卒で銀行に入ったから転職出来たのは確かだったと思うので、諸々正解だったのかもしれない)。

 

で、今なら何処に行くか?

大手は確かに良いのだが、20年ほど前ほどのブランド力はなくなっているような気がする(一部のハイブランドとそれ以外に開いているような気がする)。

 

経験も、大手で得られる経験の相対的な価値は落ちているような気もする。

若いうちの転職も、ますます違和感がなくなってきている気がする。

 

ということで、小生だったら、受かるかどうかは別にして、中国のネット企業を受けてみたい。

勤めて三年という目標値で、いま最も伸びていて、全く違う企業文化の環境に身を置いてみるというのは、いまだから出来る経験だし、中国のネット企業での三年は、その後どの国の会社に所属するとしても、ネタにはなると思うのだ。

 

結果的に給与水準も上がるかもしれないしね(笑)。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/3872285/

 

別に中国や中国企業に特別な思い入れはないのだが、ドライに経験を追求すると、そんな判断もアリではないかと思うのだ。

踏み台みたいで申し訳ないし、そもそも雇ってくれないと思うけど(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。