今日はたまたま、二つの別の会社のアイデアワークショップに関わる機会があった。
一社は運営する側、一社は見学させていただく側。
時間の長さは違うものの、それぞれやることはほとんど同じだし、運営もそう大きくは変わらない。
しかし面白いもので、「ヨーイドン」からの、ワークショップの立ち上がりの速さは全然違う。
早い方はもう自己紹介の瞬間から盛り上がるし、時間がかかる方は最後の最後にやっと温まる感じ。
ほんと全然違うものだなぁと感心した。
ただし、立ち上がりが早ければ良いかというと、必ずしもそうだとは思っていない。
最近の風潮では、何でもかんでも早い方が良いようなところがある。
確かに、アイデアの「数」を競うだけなら、早い方が有利だと思うが、「質」を求められるとしたら、果たしてどうだろう?
もちろん、高速でPDCAを回した方が成功には近づくし、数を求めることで良いアイデアが出てくるのも確かではあるが、実のところ、PDCAも数を求めるのも、闇雲に進めては上手くいかない。
それに、カチャカチャアイデアを変えてしまって、遅れてやってきた折角の機会を逃す、なんていう悔しいパターンもある。
そもそも、勝負はアイデアが生まれたその先にあったりもするので、立ち上がりだけ早くてもよろしくない(最後まで早ければそれは素晴らしいが)。
今日の二社は、キャラクターが全然違ったけれども、実はアウトプットの質自体はそう大きく違わないと感じた。
それぞれ、良いところ、悪いところを踏まえた上で、「アイデアが生まれたその先」の勝負に臨んでいただけたらなと感じた次第。
まぁ、ご参考ということで。