積読在庫消化。
箱根駅伝の学連選抜チームを主題にした小説。
むちゃくちゃ熱い。
ランニングを趣味とし箱根駅伝は毎年必ず観る小生向けの小説ではある。
※買った時は良く知らずに買っていた。
いやー、面白かった。
小説でドキドキ・ワクワクしたのは久しぶり。
娯楽小説だと分かっていても、「それはないでしょう」と思っても、やっぱり楽しめてしまう。
箱根駅伝が好きな方、ランニングをする方はぜひ一度読んでみては。
2も3もあるのだが、登場人物は同じでも違う話でそれぞれ完結しているらしい。
2は在庫にあるので直ぐに読む予定だけれども。
それにしても、(本文中にもあるが)箱根駅伝というのは極めてローカルな大会なんだね。
駅伝が元は日本ローカルだし、関東の大学しか出られないのもローカルだし、あの高低差と気候変動のあるコースも独特(各区求められる選手の資質が違う)。
それだけいびつな大会ではあるのだけれども、そこに情熱を燃やす気持ちは日本人にしかわかるまい。
まぁ、煽るメディアの存在もあるんだけどね。
日本ローカルの狭さがあるから深くできるし、深くするから陸上ファンの裾野も広くなってると思う。
あのいびつさゆえ、選手が世界レベルに育つ環境を阻害するなんていう話もあるのだが、やっぱり裾野を広げている影響の方が大きいんじゃないかな。
余計なお世話かもしれないけれど。
まぁ、ご参考ということで。