人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

やり方がわからないのではなく、わかっていても出来ないことが問題だ

JAL再生を読んで、こんな組織があったんだなと思って組織系の本を続けて読んでみたり。

 

経営コンサルティング会社による組織再生の事例集のような読み物。

まぁあるよね、というような企業の組織課題を、幹部合宿とかパイロットチームとか色々な取り組みで解決していくストーリー。

 

ちょっとターゲットがわからない本だなと感じたのだが、それなりの組織でコンサルを導入しようかと検討する立場のおじさん・おばさんには、ちょっと表面的に過ぎるエピソードのように思う。

そういうおじさん・おばさんは、本書にあるような取り組みを一度や二度は会社員生活の中で経験していて、上手くいかなかった、やりたくても出来なかった、という経験をしているので。

 

若いスタートアップの経営者が、外部資本も入れて急拡大する中で、初めて組織課題に直面しましたとか、家業を受け継いだ若い社長が悩んでます、みたいな状況にフィットするんだろうか。

そんな印象を持った。

 

やり方に特別なものはないんだよ。

問題はそれをやり切れるかなんだよね。

 

運動が健康に良いのはみんなわかっているけれど、習慣にできている人は少ない。

それと同じだと思う。

 

日々のルーチンにいかに捻じ込み、効果と継続性のバランスの最適化を図るPDCAを繰り返す。

そこなんだよね…。

 

まぁ、ご参考ということで。