人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

伝承

小生が20代の頃は銀行に勤めていたが、事務処理をたくさんやっていた。

複写式のドキュメント類が何種類もあってね。

 

お客さんに記名捺印をしてもらう。

一枚目は原本として証跡・契約書同等のものとして保管される。

 

二枚目以降が伝票、処理部門が手続きを行うためのトリガーであり処理記録を記帳する。

三枚目あたりが「お客様控え」、複写が多少薄くても問題なく、お客さんに申し込んだことを忘れないようにしておいてもらうもの。

 

別部門での処理がある場合、四枚目、五枚目と続くが、まぁ複写の限界が五枚かな。

現に存在するので考える。

 

四枚目、五枚目の伝票はどんな場所に渡って、なんの処理のために存在するのか。

なるほど、これがこうなって、こうなるのか、と理解する。

 

翻って令和のお仕事である。

端末を叩けば自動的に処理が進行する。

 

でも、裏側で何が進行しているのか、端末を叩いている人には見えない。

見えないから、気付く機会がない。

 

誰がどんな風に関わって処理が進行していくのかを理解していないと、問題が発生した時の対処策を考えられないし、管理者として何を管理するかもわからない。

システムは一見便利だけれど、マネジャーとして成長する機会を奪っているようでもある。

 

こういう、目に見えないところまで伝承していくのは、物量的にも大変だし、理解してもらうのも難しい。

これは伝える話だが、学ぶ側の話として、やっぱり師匠からの伝承を、背景も含めて理解してきたかは心許ない。

 

色々調べて補おうとしているが、心許ない。

心許ないが、学び続けるしかない。

 

今日は8月15日。

もはや色々なものを伝承することが難しい年月が過ぎているが、諦めずに色々続けたい。

 

まぁ、ご参考ということで。