人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

溢れた仕事の処理こそ出来る人の分水嶺

たまたま昨日メンバーと対話していて思ったんだけれども。

社会人一年目くらいは、仕事を任せる側も「恐る恐る」任せていくので、本人の処理能力に対して仕事量が溢れることはあまりないと思う。

 

二年目あたりから、処理能力を増やしつつ、任せる量も増えていって、という追いかけっこが始まり、基本的に三年目以降は処理能力を超える仕事が降ってくるというのが、そこそこ要求の高い総合職の仕事なのではないかと思う。

つまり、基本的に仕事というのは溢れるもの、リソースは常に足りないものなのだ。

 

で、問題はその溢れた仕事を、どうやっつけるかがポイントなのだ。

抱えて周りからも見えないようになっているのは最悪で、本人としては責任感を持って抱えているのかもしれないが、こちらとしてもフォローのしようがないので組織としてのアウトプットを出しようがなく、最悪の結果になる。

 

明らかに溢れているのをほったらかしているのは、これまた無責任なのだが、周りから見えているのでフォローのやりようはあるが、フォローに入っていいのか周りが迷ってしまう状態はよろしくない。

 

優先度が低いので後回しにしてました、は正しいようで微妙だ。

優先度の高い低いは全社的な判断も加味されるので、担当者の立場だと見誤る可能性がある(能力ではなく立ち位置の問題だ)。

 

だから、溢れているのでお願いします、と言えるのが正しい。

その上で、いやあなたの優先順位は間違っているので、はみ出した方からやってくださいとか、わかりました〇〇さんにお願いしますとか、判断するのが管理者の仕事。

 

その辺の役割分担も理解した上で、溢れた仕事の処理をどうするかが問われるんだよねぇ。

まぁ、ご参考ということで。