人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ブランドロイヤルティが失われる時

何を大袈裟な・・・。

この数年、ランニングシューズは「ホカオネオネ」というブランドのものを履いている。

 

www.hoka.com

 

もう7〜8足は履いたであろうか。

2年くらい前にブランドサイトで掲載していたムービーが素敵だった。

 

不屈の精神で日々努力する、色々な人を取り上げていて、「俺もホカオネオネ履いて頑張ろう」と思ったものである。

運営が変わったからなのか、あのムービーは無くなってしまった。

 

大したコストじゃないんだから、置いておけば良いのに。

気がつけばリアル店舗が増え、街でも良く履いている人を目にする機会が多くなった。

 

そこで始まるのが値上げ(笑)。

新製品が出るたびに値段が上がる。

 

今時事情はわかるのだが、ブランドのセンターとなるモデルが先日二万円越えで出てきた時は、流石にびっくりした。

仕事で履く革靴より高いじゃないかと。

 

ランニングシューズって、真面目に走る人ほど消耗品なのだと思う。

小生は月に150〜170キロくらい走るのだが、そのペースだとメーカー推奨に従えば4ヶ月で履き潰すことになる(個人的には1000キロくらい走るのだが、それでも6ヶ月)。

 

そういう消耗品に二万円は払えんなぁ。

たとえどんなに良かったとしてもねぇ。

 

そうなるとだんだん、オシャレな人が「走ってる感」を出すために履くブランドになっていくんじゃないの?

ガチランナーから支持が失われて行くと、一時的には成功しても、ブランドとしては凋落して行くんじゃないかなぁ。

 

元々のトレイルランニング用のブランドとして、縮小均衡するのが積の山では。

まぁ、ご参考ということで。