Kindle unlimited渉猟。
細谷功先生におおむねハズレなし、ということで。
ということではあったのだが、この本はすごい本である。
これまでも説いていた具体と抽象という思考の方法論に、フローとストックという概念を掛け合わせて2×2のマトリクスとし、さらにそれがループしていくのが世界の本質とした。
いやこれは弁証法である。
正反合をより精緻に再構成し、アウフヘーベンのタイミングで何が起きるのかを具体的に示している。
社会やビジネス、個々人の成長において、今そのサイクルのどこにあり、何をすべきか。
フロー、ストックそれぞれに最適化されたメンタリティを持つ人がどのような思考、行動をとり、それをどう乗り越えていくのか。
これはすごい。
現代に生きる人がヘーゲルを読むくらいであれば、絶対に本書を読むべきであると断言したい。
本書の思想をベースに、もっと論考を深めるべきだと思う。
先生が存命だったら、絶対話題にしていただろうになぁ。
三浦つとむ「弁証法とはどういう科学か」と比較して再読したい。
いや、これは凄い本である。
まぁ、ご参考ということで。
