人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

発言に注意

小学四年生になった娘。

よく喋る。

 

よく喋るのだが、主語はないわ、オチはないわ、相手の都合は関係ないわ、話がくどいわ、喋っている間はやるべきことが進まないわで、父親は毎日怒るのであった。

この辺が子供の子供たる所以なのではあるので、あんまり怒ってもしょうがないし、毎日怒っても一向に治りゃしないしね。

 

でもこれは、大人の小生も気を付けたいところである。

主語なしで喋ってしまうと聞き手は迷うのでハッキリ言うべきだし、大人の世界では特に、主語を曖昧にすることでなんとなく組織全体の意思であるかのような雰囲気を纏わせる人もいたりするし。

 

「社長とのミーティングでそんな話が出た」

「待ておまえそれは社長がそう言ったってことか?」

「いや…」

「おまえがそう思ってるなら『私はこう思います』って言えバカヤロー」

って心で思うことは何度もある。

 

それはともかく。

結局、発言は音声でもテキストでも、相手が居てはじめて成り立つものなので、聞き手ファースト、読み手ファーストであるべきだと思うのだ。

 

このブログは、小生がビジネススキルを維持向上するために、毎日文章を書くという「走り込みトレーニング」なのだけれど、一応これでも日本のビジネスパーソンが「なるほど」「そうだよね」「へー」と思える内容にしようと考えながら書いているつもり。

なので、結局この人は自分のことが喋りたいだけなんだな、とか「それでオレはなんて返したらいいの?」となる一方的なコメントをする人とか、先程のコッソリ権力を纏おうとする汚いヤツとかに、(心の中で)激しく反応してしまうのである。

 

発言の作法は仕事力そのもの。

重々注意したいと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。