人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

洋書はなんでこんなに長いのか

交渉事は比較的得意?なのだが、色々と社内外のヘビーな調整が増えてきたこともあり、改めてスキルを整理、再認識しておきたいと思う今日この頃。

そういうわけで、こんな本を読む。

 

ハーバード大学では昔から交渉術を研究しているらしく、その蓄積を2000年代初頭時点でまとめたものが本書。

 

内容はまぁ、無益とは言わない。

たくさん事例もあるし、なるほどねと思わせる説明もあるけれど、なんせ長い。

 

「絶対譲れない条件」程度の話をアルファベット数文字の略語として連発するのも若干鼻につく。

パワポのスライド10枚以内、それも表紙込みでまとめられる自信があるのだが、まとめてみようという意欲も湧かないくらい長いと感じた本(紙の本で400ページちょいか)。

 

海外の本では時々こんな風に、やたら長いものに遭遇することがある。

同じ主張を別の事例を引いて何回も繰り返して説たり、当たり前の話に大袈裟な名前をつけてみたり、とにかく細かくバラして一つ一つ説明したり。

 

長い文章に価値を認める文化なのだろうか。

我々がハイコンテキストな社会に生きているので1から10までの説明はくどいと感じるのか。

 

いやいや、伝記や物語にくどいものを多く感じることはないので、これは論文・ビジネス系の書籍は分厚いことに価値があるということなんだろう。

ビジネス系の洋書は怖いなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。