積読在庫消化。
割と普通の人向けのコーポレートファイナンス的な解説書。
正直、「そんなの知ってるよ」が個人的にはほぼ100%だったけど、おさらいは何度しても良いと思う。
どちらかというと、日経新聞とかよくわからん、ニュース番組も苦手という人が、とっかかりで読んで、その辺の経済ニュースに慣れていくことを期待された本なのだろうか。
日経新聞すらわからんという人が、理解するためにちくま新書を手に取ることはあまりないような気がするが…。
ま、それはともかく、極力難しい理論を使わずに、何かと紙面を賑わせるM&Aやファイナンスに関わるテーマを理解してもらおうというもので、それはきっと成功していると思う。
苦手意識のある人にはちょうど良い難易度、わかりやすさだと思うので、お勧めしたいと思う。
しかしまぁ、専門的な知識をわかりやすく説明できる人は偉いよね。
一つ一つのディテールを抽象化できる思考力と、縁のない人にも理解できる説明を考えられる客観視の能力を持ち合わせて、多分無意識の領域をも言語化できるんですよ。
いやいや、小生も頑張ろう。
まぁ、ご参考ということで。