今となっては数が減ったけれども、昔はもう少し総合商社というのがあったのである。
かつてお世話になったベンチャー企業の社長がトーメン出身だったのだが、その方からは今も忘れない名言を幾つか頂いている。
一つは、「管理と経営は違うんだ!」というもの。
わかります?この重み(苦笑)。
もう一つ。
「『これは』という人材が部に一人居るのがトーメンで、課に一人居るのが(三井)物産なんだ。」 というものがあった。
これは色々物議を醸す発言なので、扱いが難しいのだが、多くの社会人に納得してもらえる内容だと思う。
ディテールは忘れてしまったが、「業界ナンバーワン企業とナンバーツー企業の人材の質は、シェアの何倍もの開きがある」という箴言も別の誰かから聞いたことがある。
業界低位の会社にも、優秀な人材は確かに存在する。
しかし、その数が足りないのだ。
だからこそ採用に力を入れなければならないし、評価・育成・配置など、総合的に構築し、展開していく必要がある。
そしてそれは一朝一夕に成し遂げられるものではない。
その努力を継続した会社こそ、真の成長企業たり得るのだと思う。
まぁ、ご参考ということで。