こんな本を読む。
Kindle日替りセールで目にして、レビューが高かったので購入する。
ロードバイクは昔持っていたことがあるし、機会があればまたとも思っていたし、ロードレースもちょっとは見たりするし。
それだけでなく、トレーニング理論全般に興味はあるので、じっくり拝見。
ヨーロッパで活躍した日本人選手によるトレーニングの解説や、プロの選手達のトピックスが散りばめられた本で、大変興味深い。
しかし、このトレーニングはキツい。
本当にキツいと思った。
小生自身、一般人としては運動している方だと思うが、本当にレベルを上げるためのトレーニングはここまで厳しいのかと、ちょっと冷や汗である。
例えば、トレーニングは坂道のように上がっていくのではなく、階段状なのだと説明している。
レースに出れば、その場の雰囲気や他の選手のペースに釣られて、いつも以上の力が出ることがある(それは本当にそう思う)。
それが階段の縦方向の動き。
そしてその時の限界を超えたレベルを維持するために、レース後に普段のトレーニングとして続けていく。
これが階段の横方向の動きで、このサイクルを繰り返してレベルを上げていくのだ。
もちろんレースに出るために一生懸命練習をするんだけれど、限界を超えるレベルを当たり前に狙っていくというトレーニングは、本当に辛い。
小生も普段走っているけど、路上に座り込むほど追い込んだことなんて、2年くらい前に1回あったのと、昨年初マラソンにチャレンジしてレース後に足が攣りまくった時くらい。
でもそんなレベルを毎週のように繰り広げて、「世界で戦える」境地に到達するんだなぁ。
ちょっとロードバイク再開しようかなと思っていたが、始めるとちゃんとやりたくなる性分なので、こんな厳しい世界を垣間見ると、「無理っす」ということで、再開が遠くなったと感じる(笑)。
それにしても、これは師匠の教えと同じだなぁと思ったのは、フォームが固まらない初級・中級のうちは、強度の高い練習をしてはいけない、ということ。
正しいフォームが固っていないと、ペースアップはフォームを乱すし、そうなると練習の意味がなくなってしまうからね。
まぁ、ご参考ということで。