人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

毎日走ることは修行である

ランニングネタで恐縮だが、こんな本を読む。

 

Amazonのレビューが非常に高かったので、前から気になっていたのである。

著者の弘山氏は筑波大学の監督。

 

「あれ、奥さんがマラソンでオリンピック出た人じゃなかったっけ?」とすぐに出てくるスポーツ好きなカミさんが凄いのだが、その通り。

本書の最大のわかりやすさは、最も短く高速の長距離走である1,500メートル走のタイムを縮めるためのトレーニングと、速いスピードを出来る限り持続させる持久力トレーニングをそれぞれ分けて提示し、組み合わせて見せていることだろう。

 

おそらく最も効率的に、正しいランニングのトレーニング方が記載されていると思う。

スピードを鍛えるためのメニューの中に長い登り坂を走るとか、アップダウンのある道をハイペースで、とか色々あるんだが、「1,000メートルの登り坂なんてねぇよ」と関東平野に住む小生は思ったりするくらいで、基本は実行可能だと思う。

 

ちなみに、前半にフォームのことがいろいろ書いてあるのだが、読んで実行できる人はまず居ないだろう。

一秒間に三回以上行われる接地〜蹴り出しを意識してコントロール出来るわけがない(笑)。

 

フォームに関しては、ピッチと全身を使う、くらいしか意識はできないので、まあ毎日走って障害が出なければ、正しいフォームで走れているということなんだと理解している。

「毎日走って」と書いたが、ここのところ毎日走っていて、自分でも頭が悪いなと思っているのだが、自分だけかと思って検索してみると、毎日10キロ走ってます、みたいな人は結構存在する。

 

本書のメニューを見ても、毎日走る内容で構成はされていない。

世界ナンバーワンのキプチョゲの最新メニューを見ても週に1日は休むようだ。

 

https://note.com/sushiman_runtrip/n/na33ea481b704

※「現在36歳のキプチョゲが実際には40歳以上の年齢である、という話は今では有名である」って何?!

 

練習の効率上は意味がないと断言しても良いのに、何故走るのか?

これはもう、毎日走るという業、修行なんだな、感覚としては。

 

朝イチで走ることで、身も心も清めているというか。

身体に悪いと言われても、やめないんだろうなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。