人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

複雑なものを複雑なまま理解する

積読在庫からこんな本を読む。

 

ビジネス書に食傷気味だったので、少し離れて教養・科学寄りの高レビュー在庫を引っ張り出した次第。

ちょっと長い。

 

前後の解説、付録、用語解説や引用もまあまあ長く、本編は全体の八割くらいだろうか。

それはともかく。

 

本書は「システム思考」の解説書。

出来事を単純な因果で捉えるのではなく、複雑なシステムとして捉え直し、レバレッジポイントを発見してどう働きかけるか、そんな思想を説明してくれる。

 

複雑なものを安易に単純化するのではなく、複雑なまま捉えていく、そんな感じだろうか。

今すぐ役に立つ本というより、これをきっかけに思考を巡らせることで、何かの変化が起きるかもしれない、そんな期待を持たせてくれるイメージ。

 

とはいえ、小手先のテクニックは存在しないので、真摯に考え抜くだけ、というところだろう。

システム思考については、最近の世の中では割と浸透している気がするので、もう少し学んでみたいと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。