「その1秒をけずりだせ」は、箱根駅伝常連校、東洋大学陸上競技部長距離部門のスローガン。
いやほんと、大事だし熱いね。
普段の生活から1秒1秒を大事にせよ、という教えは禅宗の「典座教訓」にも通じるものを感じる。
生活の中の、特にルーチンで取り組む作業については、質を落とさずに時間と手間を効率化したいものである。
ちょっと前に「時短家電」なんて言葉が流行ったけれども、思想はよくわかる。
男性だったら毎日髭を剃るわけだが、5分掛かっていたものが1分でできるシェーバーがあったらそりゃ買うよね。
1日あたり4分の削減で平日のみ髭を剃っていたとしても月に80分、年間で16時間である。
浮いた時間を会社員の時給換算5,000円として金額にしてみようものなら単年で80,000円。
たとえそのシェーバーが10万円しても、2年以内に元が取れる。
ま、だったら髭脱毛しちゃえよという話なのだが(笑)。
もちろん、1日に数分浮いたところで、日々の「遊び」の中でモヤっと消費されていくことが多いから、血眼になって1秒1秒を削る効果はそれほど大したことではないんだけどね。
でも計算は嘘をつかない。
たとえ1秒、1分でも、日々の中で削り出すことは、きっと大きな差になって帰ってくると思うんだけどなぁ。
まぁ、ご参考ということで。