異文化にインスパイアされてこんな本を読む。
まぁ、「学びのきほん」なんていうサブタイトルがあるくらいなので、かなりライトな本。
文化人類学者によるエッセイみたいなもの。
巻末にブックリストがあるので、文化人類学に興味を持った人は、それを読んでねという感じかな。
そのための入口を果たす、という意味では、一定の成果がある本だと思う。
文化人類学とはなんぞ、というのもあるけれど、人間というのは独立した個人のように見えていて、実際には多くの関係性に紡がれている存在。
その辺り、今年の読書では「社会心理学講義」なんかでも詳しく論じられていたので、個人的には「まぁそうだよね」という話。
バッタを倒しに日本とアフリカ、故郷の秋田を行ったり来たりして奮闘するのも同じ話と言えるのかもしれないな。
なんかこう、ランダムに本を選んでいるようで無意識に関係があるものを選んでしまうのか、前に読んだ本との関係性を引きずられて見つけてしまうのか、多分その両方だと思うけれど、読書は面白いものである。
まぁ、ご参考ということで。