人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

己を知る

新規事業開発においても、キャリア開発においても、己を知ることはとても大事だと思う。

「自分(ウチの会社)らしいか、らしくないか」「この手の話が好きか、嫌いか」「ワクワクするか、しないか」。

 

あれこれ事業の検討をしたり、転職活動をしたり、実際に事業をやってみたり、転職してみたりして、「らしい、らしくない」「好き、嫌い」「ワクワクする、しない」が見えて来るものかと思う。

結局、ワクワクもしないし好きでもないし、らしくないビジネスや仕事というのは、モチベーションが上がらないから結果も出ない、ということになりやすい。

 

ちゃんとやらないから成果が上がらず、モチベーションも上がらず、また成果も上がらないという負のスパイラルの可能性もあるのだが、そこを踏ん張ってスパイラルを逆回転させるには、もっとモチベーションが必要なわけで。

キャリアにおける最初の数年は「青い鳥」を追わず、目の前の仕事に集中して取り組むという考え方はあるかも知れない。

 

とはいえそれも、自分らしさを発見するためのプロセスとして位置づけられるべきものと思う。

ある程度キャリアを積めば、わざわざ「らしくない」ことを我慢することはないし、既存事業があるのに「らしくない」事業に取り組む必要はないと思う。

 

こんな本を読む。

 

ゴールドマンサックスで長く勤務し、現在はハーバードで教鞭を取る著者によるタイトル通りの本。

書いてある「技術」に特別目新しいものはないのだが、言っていることは、周りの目に流されて対して好きじゃないことに取り組んでも結局パフォーマンスが上がらないから、自分のモチベーションが上がることを探せ、ということ。

 

己を知り、敵を知れば、百戦危うからず。

まぁ、ご参考ということで。