今年はいろいろな変化があった年だったけれども、改めてこの一年で読んだ本を振り返ってみたい。
今年読んだのは150冊弱。
昨年より少ないのだが、ブログも読書も通勤の往復で行っているので、通勤が少なかったことも影響しているのかもしれない。
ビジネス系の書籍は結構読みつくしたかなぁ、という気がしてきている今日この頃。
思いつくまま印象に残ったものを数冊(?)取り上げていきたい。
■ビジネス・キャリア
これは実際凄い本だった。
分厚いがそれだけの価値がある内容で、日々ビジネスに取り組みながら、経営学にも食指を伸ばすような物好きは必読の良書だと思う。
これまでのビジネスの知識、今後入ってくるビジネスの知識がきれいに整理されるのではなかろうか。
これをビジネス書として読むか、キャリア論として考えるか、雑学として頭に入れておくか、いずれにしても示唆に富む一冊である。
自分のキャリアについても思うところが色々あった年(いや、毎日考えているか…)。
独立・起業ということも意識させられた一冊。
まぁ、今はしないけど(笑)。
日々の忙殺から逃れるために仕事の見直しに取り組みたい、そんな人には意味があるかもしれない。
今年後半の時短の取組みの布石となった一冊。
これを読んで残業削減に意識が強く傾いた。
業務効率化に併せて早速取り組む。
メンバーとの1on1にも導入しているし、最近は娘とも週一で1on1をこれでやっている。
これも印象に残っているが、実践出来ているとはあまり思わない(苦笑)。
なんとか今もやってます(苦笑)。
仕事は間違いなく早くなります。
新規事業開発の取組みにおいて、大いなる示唆に富み、自分でもやってみたいと思った一冊。
新規事業開発の事務局に携わる方々には是非お勧めしたい。
年の最後に感動的な本に出合えた。
ビジネスの本としてもキャリアの本としても読めるが、個人の思いが社会を変えるという熱い話である。
■家族・子育て
幸せな夫婦関係とは何か、考えさせられ、示唆に富む一冊。
多くの人は幸せな結婚生活を送っていると思うが、結婚の前後に読んだ方が良いと思う。
「ニコイチ」に援用されていてそのまま読んだが、これも凄い本だった。
そんなこと考えたことなかったわ(笑)。
子育てに取り組む親として、優秀な子供とはどういうことか、大人になっていくためには、ということを考えさせられたし、こういう教育を施していきたいなと実感させられた。
子育てということではこちらも。
来年で後半の3年に入るので、続編も読んでおきたい。
■社会・教養
国際政治ウォッチャー向け。
知っておいて損はない。
こちらはイギリス版のそれ。
ニュースには出ないイギリスのB面(というかそっちが実態?)。
これはほんとびっくりした。
大乗仏教の仏事から逃れられない日本人にとって、一度は読んでおいて損はない。
多くの外国人が移り住むようになったこの国で、彼らがどんな思いで何を食べているのか、また我々日本人は彼らと何が違うのか、強く印象に残った。
いやいや、世の中には凄い人がいるもんだ。
いやいや、世の中には凄い人がいるもんだ(その2)。
というわけで、2020年を振り返る20冊。
こんなもんだっけ、という気もするし、確かに面白い本は読んだなぁという気もするが、ちょっと不作な気がしないでもない。
時間を忘れて読み進む、みたいな読書体験は「2011年の棚橋弘至と中邑真輔」くらいだったかもしれない(それは寂しい)。
「紛争地の看護師」「職業は武装解除」もそれに近かったのだが、ちょっと内容がヘビーだったかも。
今年はブックレビューで取り上げなかったが、高野秀行氏の一連の著作は肌に合っているのかもしれない。
結局若いころと同じく、ルポルタージュが好きなのかな、なんて思ったり。
2021年はビジネスから少し離れて、もうちょっとワクワクする読書を求めて動こうかなと。
今年も大変お世話になりました。
そして来年も変わらぬお付き合いのほど、宜しくお願いします。
まぁ、ご参考ということで。