人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

新たな書き手

積読在庫消化。

 

なんだろう、Kindle日替りセールで買ったんだろうか。

個人的には軽い興味くらいしかないんだけどね…。

 

とはいえ、ブルーバックスの一般向け解説書としては十分面白く、著者はまだ五十代ということで、これからの出版物も期待できる印象。

三体問題というのは、三つの惑星の軌道計算を試みるもの。

 

二体はわかっているのだが、三体以上、四体とか五体とかはわかっていない。

歴史を紐解きつつ、方程式が「わかってない」というのはどういうことなのか、という解説から始まり、三体問題の本質と、今わかっていること、今後の展望に切り込んでいく。

 

いやいや、重力波を計測するために衛星軌道を使うとか、スケールがデカいというか、SFみたいだなぁ。

面白い分野に挑む研究者というのは、まだまだたくさんいらっしゃるんですね。

 

今後が楽しみなのでした。

まぁ、ご参考ということで。