人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

栄枯盛衰

同年代のタレントさんが推奨していたので読んでみる。

 

どんなもんかなと思ったので、流石に6巻セットでは買わなかったのだが。

しかし長い。

 

中国の半分伝説みたいな古代史からスタートして、秦王朝の終わりまでを、解説も加わりつつ物語形式で進めていく。

比較的短いエピソードが連続していく感じなので、割と気軽に読める。

 

それにしても、合従連衡とか我々が身近に使う故事成語の由来がバンバン出てくる。

そして延々国獲りの話、栄枯盛衰の話が出てくるのだが、なんというか人間ってこんな感じなんだなぁ、という気持ちになる。

 

やることなすこと、考えること、凄いところ、ダメなところ、そういった描写にしみじみとさせられる。

6巻では宋代の終わりあたりまで行くみたいなので、先が長いなぁ。

 

改めてウィキペディアで調べてみると、十八史略って子供向けのまとめで中国では殆ど評価されていないのね。

ja.wikipedia.org

 

本書は本来の十八史略と別物、と書いてあるけれども、まぁそうだとしても、しみじみできる作品としての価値はあるのだと思うよ。

気が向いたら続きに手を出してみたい。

 

まぁ、ご参考ということで。