人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

面白い?面白くない?

Kindleのセールでまとめ買いしておいたのを固めて読む。

 

電子書籍だと全四巻完結かな。

レジェンドによるそれなりに名の知れたタイトル(映画にもなった。観てないけど。)ということで、一応読んでおこうかというだけである。

 

で、まぁ結論としてはイマイチだったかなと。

未読の方がこの時代にわざわざ買って改めて読まなくてもいいんじゃないかなぁ。

 

なんせ昔の少年誌に連載されていたものだから、ノリやテンポはもちろん「今時」ではなく、それはある意味当然なのだが、作者が面白くしようと仕込んだ伏線の数々が、非常に中途半端な感じで回収したり、結局回収できなかったりで。

作品が多産多死の時代の、大人の都合でそうなった感じがひしひしと伝わってきて、手塚治虫先生も多分最後は「やっつけ」だったでしょ、と思ったり。

 

「先生、時代は怪奇もの、妖怪ものですよ」「そう?じゃあ一つやってみますか」「先生、バトルの要素も一つ」「はいはい」「先生、謎解きも入れましょう」「はいはい」「先生、ちょっと読者人気がイマイチで、残り三話でお願いします」「はいはい、じゃあまとめておきましょう」みたいな会話を想像する。

なんかね〜、昔の漫画って、いろんなレビューが蓄積されているし、今も読まれる=大御所作品だったりするので、悪いイメージがないんだけれど、個人的にはハズレが多いなぁ。

 

やっぱり今の時代とのギャップが大きくなりすぎているのかも知れないなぁ。

まぁ、ご参考ということで。