人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

役に立つか立たないかで判断しない

こんな本を読む。

 

こんな本を読むのは完全な趣味だよね。

世界の諜報機関、情報機関の成り立ちとあり様について解説した本。

 

007の新作が公開されたのもちょっと読んだ理由だったりして(笑)。

まさかあんなスパイの世界は映画だけなんだけれど、本書を読んで、もちろん「へー」だし、一国民として考えさせられるところはあるんだけれども、こんな本を読んでどうする、詳しくなってなんか意味があるのか、という話である。

 

まぁ、意味はないですよ。

たぶん役にも立たないですよ。

 

昨日、娘と合気道の稽古に向かう道すがらに問いかけたのだが、ひょっとしたら拳銃で「バーン!」なんていうことが起こり得なくもない時代に、江戸時代をルーツに持つ武術を練習して何の役に立つ?と。

素手で戦うなんて場面、普通の女性の人生で一度あるのかどうかもわからないのに、そのために何年も稽古を続ける意味とは?と。

 

そんなこと言ったら、ピアノだってそうだよね?なんていう話をして、答えが出ないなりに真面目に考えてくれたところに娘の成長を感じたわけだけれども。

一見、役に立たないようなものに、人生には大きな意味がある。

 

「役に立つか立たないか」で物事を判断してはいけない。

そんなことを、娘には偉そうに語る父なのであった。

 

まぁ、ご参考ということで。