人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

勇気を持って短くする

文章をシンプルに解りやすくしていく行為は、非常に高度なことだ。

新規事業のプレゼンはパワーポイントで行われることが多いけれど、スライドのメッセージをどうやって研ぎ澄ませるのか、そこは非常に緻密な思考と厳しい意思決定が必要である。

 

短く強いメッセージは、相手の行動を変えるほどのインパクトを持つ。

しかし短くすることで、こちらの意図が正しく伝わらなければ意味がない。

 

正しく伝えながら、なおかつ相手に変化を促すほどの強いメッセージ。

ここは全身全霊をかけて取り組みたい。

 

ところでこんな本を読む。

 

内容はタイトルが全て。

P&Gで多くの実績を作った著者による、理念によって統合された戦略の優位性が語られた本。

 

しかし長い。

時々洋書はこういうタイプの本を拾ってしまうのだが、結論は簡単なのにその説明や例示がやたら長い。

 

短くまとめてしまうと、馬鹿なんじゃないかと思われるのが怖くて、どうしても長くしたくなるけれど、優秀なリーダー、優秀な仕事には、常にシンプルなメッセージがついて回る。

勇気を持って短く。

 

まぁ、ご参考ということで。