人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

嫌になっちゃうその前に

色々な会社を経験してきたけれど、それぞれの会社には過去の遺産というか、負債というか歴史の積み重ねがある。

もちろんスタートアップやベンチャー企業は、これからそれを積み上げようというステージだけれども、何年・何十年と継続してきた会社には「いろいろ」あるのだ。

 

一生懸命働けば働くほど、その会社の負債が目につく。

行方不明の仕様、マニュアル。

 

改修するにもコードから読み解かねばならない上に、時代遅れで融通が利かない社内システム。

属人化され、阿吽の呼吸で進むタスク。

 

綻びが見え始めた各種サービス・オペレーション。

仕事をジャグリングしながら回すだけで精一杯なのに、次から次へと起きるトラブル。

 

「なんでこんなク〇なんだ!」と思わず叫びたくなる。

でも安心してほしい。

 

どこの会社も大して変わりはない。

そんな叫びが呼び覚まされない会社はホンの一握り。

 

まぁ、確かに存在はするけれど、調子がいいのは今だけかもしれない。

そして、忘れてはいけない。

 

あなたの毎月の給料は、その「ク〇」みたいなシステム、ビジネスモデルが存在するから払われている。

それで「喰えている」以上、我々にはそのお守りをする義務がある。

 

そのお守りをしながら、よりよいビジネスにしていくのが我々の仕事。

ジャグリングにジャグリングを重ね、息つく暇もないけれど、食うや食わずではない我々は恵まれているのだ。

 

日々の仕事で嫌になってしまうその前に、よく考えてみてほしい。

自戒を込めて(苦笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。