人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

コミュニケーションのインターフェース

リモートワークが急遽進行している昨今かと思う。

小生の周辺でも、急にチャットやメールをメインにした仕事に向き合う人たちが増えたが、総じて問題なく取り組んでいるようだ。

 

チャットに関しては、普段の対面のコミュニケーションより、時間と場所を選ばなくなり、より円滑になったと肯定的な声が多い。

まぁなんだか一日中チャットをやっているような気がしなくもないが、小生もそれは同意。

 

zoomもTeamsもmeetも特に問題はない。

昔から使ってきたし、PCで作業しながら会話したり、画面共有しながら議論するのは便利だ。

 

そんな折、突然昔ながらの電話会議に参加する機会を得る。

これがもう、ちょっと厳しい。

 

電話機で電話をかけて、複数の人間で会話する格好なのだが、まず受話器を通じて聞こえてくる声が、誰が誰だか迷う。

たとえアイコンでも、誰が喋っているか明らかにしてくれるPCのテレビ会議がありがたい。

 

そもそもPCと別に電話機を保持し続けるのが辛い。

スピーカーホンでというのでも、もちろん良いのだが、在宅勤務だと家族に電話の音声を聞かれては困るという人もいるだろう。

 

たとえスピーカーホンでも、PCで作業しながらそのまま喋れば良いのと、一応脇にある電話機に向かって喋るのとでは、やはり後者は微妙に不便。

そして電話料金を誰かが負担している。

 

音声は安定しているが、たぶん多くの人が求めているのはそこじゃない。

新しいインターフェースで、多くの人が利便性を感じる一方、これまでの方法での不便さが明るみに出る。

 

習慣の変化が今まさに進行している。

それも、もう後戻りできない変化が。

 

そんなことを感じた一日であった。

まぁ、ご参考ということで。