昨今の事態を受けて、リモートワークへの取り組みがあちこちで進んでいることと思う。
資料作りはPCさえあればどこででもできるし、コミュニケーションだってチャットやテレビ会議をうまく使えばどうにかなる。
テキストでの日本語表現に気を使ったり、物理的に離れているがゆえに説明を丁寧にしたり、聞き取りやすいようにテレビ会議で声を張ったり、なんていうことはあるけれど、それは通常の気遣いの延長線上。
仕事上の障害はそれほどないし、仕事仲間に会えない寂しさを別にすれば、なんとかなるなという感覚を持っている人が多いんじゃないだろうか。
小生もそんなことを感じながらも、ふと考える。
これは既に出来上がった信頼関係、オペレーションだから成立するけれど、「はじめまして」の人との仕事、曖昧なところから作り上げる仕事が、どこまでリモートで成立するのかなと。
たとえテレビ会議でも、顔を合わせて会話をすれば、信頼関係は作れると思う。
曖昧なところから作り上げる仕事も、コミュニケーションを重ねれば、きっとなんとかなる。
でもきっとそれは、「リモートワークでもなんとかなるじゃん」という感覚よりは、ずっと手間のかかる、リアルなそれと近いプロセスを経なければならないような気がする。
これからますます新しい働き方が広がっていくと予想されるけれど、それに伴った、新しい信頼関係の築き方が求められていくんだと思う。
まぁ、ご参考ということで。