人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

前のやり方に戻してみる

思うところがあって、久しぶりに有線接続のイヤホンを買ったのである。

しばらく無線、それもフルワイヤレスとか、あれこれ試行錯誤し、並行運用を続けているのだけれど。

 

左右の耳が独立したフルワイヤレスは確かに便利。

しかし大抵の場合ケースがそれなりのサイズになり、パンツのポケットにしまうと格好悪いことになる。

 

そうなると、カバンかジャケットのポケット行きになるのだが、荷物も上着もないタイミングで使おうと思ったら無い!みたいなことになる。

AirPodsはそういう意味ではかなり優秀だが、それでもパンツのポケットは不自然に膨らんでしまうし、電子書籍を通勤電車で聴き流す小生の利用用途には合わない。

 

左右が繋がったワイヤレスは、くしゃっとポケットにしまえるのが美点だが、結局マフラーやらリュックやらに引っかかってどうなのよ、ということがある。

充電しながらデスクに置く姿もちょっと散らかった感じがする。

 

というわけで、有線のカナル型なのだが、大して期待しなかったのに、意外と良い。

確かにケーブルが多少引っかかるとか、ケーブルが擦れるたびにゴソゴソ音がするとか、酷いといえば酷く、ワイヤレスに進化していく理由は改めて理解できる。

 

しかし、本体にくるくるまとめてポケットにしまえる利便性はやはり優れている。

そして交互に比べないと分からないレベルだが、確かに音も良い。

 

複数機器を使っている小生にとっては、プスプス差し替えるだけで使い回しが効くのも便利。

そして充電不要というのは、当たり前なのだが良い。

 

フルワイヤレスは差し替えが面倒、充電が手間、なんていうのは、フルワイヤレス利用時にも頭では分かっていたが、かといって使うのを止めるほど不便に感じていたわけでわない。

しかし、有線にして、改めて不便さに気付いてしまった。

 

そしてその利便性というのは、「ワイヤレス以前」には存在しなかったのに、技術進歩で図らずも生まれてしまったものである。

はい、何が言いたいか分かりますよね?

 

仕事の進め方も、理由があって今の方法になっているけれども、やっぱりそこは良し悪しがあって、今一度、前のやり方に戻してみることで、前のやり方の良し悪し、今のやり方の良し悪しが、より明確に見えてくる、今だからはっきりする、ということがあるんじゃないかなと。

小生は特にペーパーレスに振り切っているタイプなのだが、今一度手書きの仕事とか、見直してみても良いのかな、なんて考えてみたり。

 

まぁ、ご参考ということで。