人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

変化のない生活は辛いよね

今日、こんな記事を目にした。

この先10年、15年とキャリア上の変化がないことを恐れて、転職した人たちのお話である。
何を隠そう小生も、この動機で転職したことがある。

あまりいい話ではないのだが、このままその仕事を続けていても、今日と同じ明日、今年と同じ来年を繰り返したまま、気がついたら10年経過して、バリバリ働ける期間を失ってしまいそうな気がしたのだ。
他人から見て、今の仕事がどう見えるかどうかは問題ではなく、そう思ってしまうと、1日1日が無駄な日々の様に思え、転職を考えない日は無いくらいであった。

ただ、小生と一般の方がちょっと違ったのは、エージェントとして様々な方の経歴を見聞きしていて、素晴らしいキャリアの方でも、職業人生で3年位「干される」ことがあるのを知っていたこと。
その時の小生は、その方々と同様、まぁ「干されている」と思って、3年くらいは我慢しようと思い、実際に3年後に転職した。

とはいえ、誤解の無い様に申し上げておくと、その3年間で得た人間関係は、今も重要なものとして継続しているし、その時その仕事をしていたから、その後のキャリアに発展しているし、そういう意味ではとても恩義を感じ、その3年間の経験を後悔しているわけではない。
しかし、裏を返せば、結局新しい環境に飛び出したからこそ、当時の経験を生かす機会も生まれた(生かさずには生き延びられなかった、かも)のであって、転職せずにそのまま続けていれば、経験を生かせもせず、殺すでもなく、同じ日々を繰り返していただけかもしれない。

実体験をした人間からすれば、冒頭引用した記事のように、手放しで変化を礼賛するつもりはないけれど、変化を起こしてみて初めて輝く価値というのもあるようには思う。
まぁ、ご参考ということで。