人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

転職先での活躍・評価を、不必要に恐れることはないという件

あるベンチャーの経営者とお話しした際の話。
上場を目指して、中途採用を続けていくなかで、いよいよ上場が間近になってくると、応募してくる人材の質が格段に上がってくる、というのが実感値であるそうだ。

そうなると、既存のプロパー社員の方々は、中途の人材に実力も評価も追い抜かされ、居難くなってしまい、退職してしまう。
創業期を支えてくれた社員が退職してしまうのは、大変痛々しい話ではあるのだが、成長を志向すると、当然起きてくる負荷として、受け入れざるを得ない事象のようだ。

翻って、転職する側の立場で考えると、一定の評価を受けて、その会社に入ってみると、どうにも既存の人員のレベル感がイマイチだなぁ、というのは、時折あることの様に聞いている。
だからこそ、優秀な人材を外部から採用するのだと言われれば、それまでの話ではあるのだが、一見有名な企業であっても、中途採用を実施する部門においては、その道のプロからすれば、「えっ?!こんなレベルの仕事やってるんですか?」というのは良くあるらしい。

もちろんだからと言って、プロパー社員をバカにしていいということでもないし、「えっ?!…」というのを顔に出しては、色々と軋轢を生んでしまうと思う。
何が言いたいかというと、見知らぬ環境に転職して、果たして上手くいくのだろうか、という不安を感じる時もあると思うのだが、斯様に「実は全然余裕でした」、という場面もあったりするので、不必要に恐れることはないのではないか、と感じた次第。

まぁ、ご参考ということで。