人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

買い物で失敗しないコツ

小生、何を隠そう大変物欲が強い。
Amazonの「欲しいものリスト」は優に500を超える。

当然たくさん物を買ったり、買うにあたって「あぁでもない、こうでもない」という議論を積み重ねるのだが、買ってよかったという経験もあれば、失敗したという経験も、数多く味わっている。
あれやこれや吟味していて、その商品に関して、お店の店員以上の情報を仕入れていて、尚且つ買い物に失敗するというのは、どのような事態だと思われるだろうか?

素直に考えれば、それだけ商品に詳しくて、考え抜いたのであれば、普通買い物で失敗することはないと思われるのではないだろうか。
小生もいろいろな人生経験を経て、40歳間近になって、おぼろげながらわかってきたのだが、後悔する買い物のパターンというのは、なんとなくいいいなぁ、というレベルのモチベーションの中、スペックを調べて、そのスペックの良し悪しで買ってしまったパターンだと感じている。

裏を返すと、本当に心の底から「欲しい」と思っていたわけではなくて、性能比較で良さそうなものを買ってしまった場合ということで、そうなると結局、頭では良いものだと理解していても、心の奥底では、「もっと良いものがあったのではないか」と、買った瞬間から別の商品に目が行ってしまうのである。 
一方で、本当に欲しいものに出会えた時は、スペック的に見劣りするところがあっても、実は全く気にならず、むしろそれが愛着になったりするもの。

なので、結局のところは、「スペックが良いものではなく、本当に欲しいと思うものを買え」という一言に尽きてしまうのだ。
さてさて、これを転職の場面に置き換えた時に、どうだろうか。

転職先の選定をするときに、自分の気持ちではなく、条件などのスペックで選んでいないだろうか。
もちろん、趣味的な世界の話と、生活が掛かっている仕事選びの場面では、全然違うとは思うが、意外とスペックで転職先を選んでしまう人は、多いような気がしている。

仕事である以上、長く続かなければ、なかなかキャリアとして評価されにくい以上、スペック優先で仕事を選んで、後から「もっとやりたいことがあるのではないか」と逡巡するより、本当に取り組んでみたいという気持ちを優先して、仕事を選んでみるというのは、結構大事なのではないかと考えている。
シンプルに言えば、スペックではなく、本当にやってみたいと思うかどうか。

まぁ、ご参考ということで。