人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

アイデンティティが揺らぐ時

武術研究。

 

いや、タイトルほど大袈裟な話じゃないんだけど…。

師匠から受け継いだ技が、かなり特徴があるもののようだと最近改めて思わされる機会があったので、最近の本部でやってる合気道はどんな風に教えているんだろうと思ったので買った次第。

 

合気道を教えている以上、稽古に来ている人たちが、将来他の道場の人と交流を持った時に困らないよう、オーソドックスな内容も伝えておきたいと考えたところもある。

自分のやりたいことをやるだけでは無責任で、潜在的にも求められることをやる必要があるからね。

 

で、まぁ読んだわけですが、連続写真が大量にあって、技術書としては親切で良い本ですよ。

ただ、武術としての理屈(「理合い」という)を理解していないと、この動きをトレースしても素人や他流派の人には技がかからないと思った。

 

「色々むずいな」と思いながら読んでみたんだが、さらにいうと「武道」という表現はあっても「武術」とか武術的要素は全然出てこないんだよね。

毛沢東が推進した24式簡化太極拳は、「カンフー」だけど武術とは言われない、みたいな感じだなと思った。

 

武術としての太極拳は別に伝承されているからね…。

いや、宗家にそれをやられると、周囲の弟子としてはどうしたものか…。

 

やれることは、師匠に教えていただいた技術を、できる限り正確に伝承することくらいなんだけどね。

困ったもんだなぁと。

 

まぁ、ご参考ということで。

責任ってなんだ

まぁ、政治と金の話は人類の歴史とともにあるわけですが。

で、今もやっている。

 

問題を起こして責任を取る。

有り体に言えば「辞めろ」という話だが、それは特権的な地位にあると思われているから、そんな美味しいポジションから叩き出して惨めな立場に追いやれば良い、という話なんだと思う。

 

あるいは刑事・民事の訴追を受けてなんらかのペナルティを追うべきである。

まぁそういう責任の取り方はあるだろう。

 

ところで会社において「責任を取る」というのは、どういう在り方なのか。

そりゃ犯罪行為をやった場合は別として、会社の目標に対して責任のある立場の人が、期待した通りの目標に到達できなかったとする。

 

有為な人材はうじゃうじゃいるわけじゃない。

大事な目標であればあるほど、彼・彼女が適任、あるいは彼・彼女しかいないと思って任せている。

 

それだけの人間であれば、普通怠けたりはしない。

それでも目標に到達することができなかった時に、どう責任を取ってもらうのか。

 

辞められたらみんな困る。

後を務められる人間は居ないか、居たとしても別の仕事で要職にある。

 

同じことを彼・彼女に引き続き取り組んで貰うのもおかしい。

結局は、彼・彼女で出来なかったのだから、違うやり方を試すしかないと、組織側が任命責任として受け入れるしかないのだと思う。

 

組織における責任の負い方、負わせ方について、色々考えてしまうのであった。

まぁ、ご参考ということで。

 

夢の国のお話

積読在庫消化。

 

確かKindle日替りセールで買ったんだと思う。

長い本。

 

でも、興味深い人、興味深い人生を送った人の伝記は面白い。

ディズニー好きの人がトリビアとして読む感じでもないかもしれない。

 

ウォルト・ディズニーという人が、どんな時代に生まれてどう育ち、いかにしてあれだけのものを作ってきたか。

興味深くもあるし、破天荒でもある。

 

ビジネス上の学びになるかもしれないが、どうだろう、妥協してはいけないという教訓くらいだろうか。

タバコの吸いすぎは身体に悪い、というのも同じくらい本書の大事な教訓かもしれないけれど。

 

ウォルト・ディズニーの成功をなぞるには、時代とテクノロジーの進展と人並外れた情熱と才能、色んなものが揃わないと成立しないような気がする。

だからこそ偉大な存在として長く讃えられるのだろうし、今も多くの人を惹きつける原動力なのだろう。

 

「なるほどねー」と思うのでした。

まぁ、ご参考ということで。

 

そう、そうなんだよ

武術研究。

 

Amazonで武術関連書を探っている中でレコメンドされたもの。

非常に熱いレビューが多く、内容も気になるものだったので購入。

 

状態「良い」だったはずだけど、バリバリ線が引いてある(笑)。

まぁいい、内容に支障はない。

 

が、内容は思わず線をひきたくなる素晴らしいものである。

合気道に組手はないけれど、組手があったらどうなるか、どうするかは考え続けている。

 

でも、多分うまくいかないことがわかっている。

ぐちゃぐちゃになるか、実戦とかけ離れたゲームになるか。

 

どちらを一生懸命練習しても、多分強くなることはない。

同じような悩みを抱え、太気拳という拳法に出会った著者の考察は深い。

 

そう、そういう状態を目指したいんだよ、膝を打つこと数回。

具体的に、合気道で行われる稽古で、こういうところにポイントをおけばよいのでは、という仮説も得られた。

 

改めて読み返してみたいと思う。

まぁ、ご参考ということで。

 

 

どこまで頑張るべきなのか

ついにこういうものを買ってしまうのであった。

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総合格闘技は時々眼にするのだけれど、これといった教則本もなく、どうにかその詳細がわからないものかと思っていたのである。

実際に取り組んでいる人の評価が欲しいものだが、セールストークを見る限りではちゃんとした内容のようだったので買ってみた。

 

感想としては、なるほどねぇ、という連続ではあったのだが、それは技術の詳細ということではなく、その考え方や戦術についてなのであった。

ボクシング、キック、グラップリングブラジリアン柔術)の組み合わせをどう使うか、ある意味ジャンケンのグーチョキパーのようだ。

 

ボクシング、キックなのであって、キックボクシングでばない感じがする。

キックボクシングのアップライトな構えと後ろ重心は総合格闘技に馴染まない。

 

あくまでもボクシングとキック。

そして寝技。

 

で、ポイントはその三つどれもが限定されたテクニックしか使わないということ。

ボクシングならアッパーはあまり使わない。

 

その距離まで入れれば組んでしまうから。

やらないわけではないけど、メインの選択肢にはならない。

 

キックでもそう、寝技もそう。

なんとなく白帯レベルのテクニックのような気がする。

 

ボクシング、キック、寝技それぞれのレベルを上げることは大事。

場合によってはパーに勝てるグーになるかもしれないから。

 

でも、それぞれの専門が想定するルールではないから、戦術は大きく変わってしまう。

そうか、やっぱり格闘技はそれぞれのルールを深めていくものであって、それはもう初心者マークが取れたくらいからその世界が始まるんだなぁ、と思い知ったのでした。

 

考えさせられるなぁ。

まぁ、ご参考ということで。

モチベーションに頼らない

積読在庫消化。

Kindle日替りセールで買ったんだと思う。

人生ほとんど独学だったような気がするが。

 

東大クイズ王の人だそうである。

テレビを見ないので、よく知らない。

 

そして結構あっさりした構成なので、すぐに読み終わる。

主な内容としては、ルーチンにできるような仕組み化をしていくこととか、共に学ぶ仲間を見つけるとか。

 

自分自身のモチベーションを頼りにしてしまうと、思い立った日がピークで、どんどん落ちていってしまう。

それでは困るので、気がついたら続けられるようなルーチンを作る。

 

モチベーションが下がっている時でも奮い立たせてくれる仲間を持つ。

そういう工夫で一歩でも前に進んでいく。

 

身体造りとか武術とか、まぁ仕事とかもそうだよね。

改めて取り組んでいきたいなと。

 

まぁ、ご参考ということで。