人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

たまにはいい話

積読在庫消化。

 

Kindle日替りセールで高評価だったから買ったのだろうか。

普段小説は、ビジネス実録物・ミステリ・SFあたりを読むことが多いので、純粋な群像劇みたいな作品はいつ以来か。

 

お仕事小説といえばお仕事小説。

30歳目前でホテルのラウンジに配属された女性が主人公。

 

前々からそのラウンジで提供されるアフタヌーンティーの企画に関わりたいと熱望していて、夢が叶ったと思いきや、みたいな話。

章ごとの切り替えや人物描写、季節や食事のシズル感など、優れた書き手だなと思った。

 

ちょいと主人公のキャラクターには共感しかねるけど、それは50手前のおじさんだからかもしれない。

読後感も清涼というか、読んで希望を持てる感じなので、疲れている時なんかはいいかもしれない。

 

ゆとりがない時に、気分転換するに良いのでは。

まぁ、ご参考ということで。