人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

いい話(ややネタバレ)

kindle unlimitedから。

 

原田マハ作品は「たゆたえども沈まず」以来か。

全て旅にまつわる短編集といっていい。

 

国内旅行、そして女性が主人公の4編。

いずれもちょっとほろ苦く、それでいて最後は希望に満ちた形で終わるという安心して物語のカタルシスを味わえる作品。

 

そういうわけで、サラッと読めるいい話なのだ。

挫折(的なことも含む)を経て旅に出て、現地での出会いを踏まえて新たな希望を見出すという恰好(最後の1編だけちょっと違うけど)。

 

多忙な社会人がちょっと疲れているタイミングで読むにはちょうど良いんじゃないでしょうか。

特に30代あたりの人にはバッチリではないかと。

 

まぁ、ご参考ということで。