人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

質問の訓練

合気道の指導での話。

「先生(小生を指す)、〇〇(技の名前)がわかりませんっ!」

「おぉ・・・、〇〇の何がわからないの?」

「〇〇ですっ、〇〇!」

「ん〜、ちょっとやってみて・・・」

「これがこうなって、こうして、こうして、ここから先に行けないです・・・」

「あぁ、そこで引っかかるのね、それは(以下略)」

 

イラっとしてキレそうになるんだけど、押し殺してもきっと態度に出てるんだろうなと反省。

いや〜、この人、普段仕事でもこんな質問の仕方してるんだろうなと、ちょっと心配。

 

これ、「わかってる/わかってない」の問題じゃないと思ってるんだよね。

質問する前に、あらかじめ聞きたいことを整理するというのは作法の問題でもあるし、ここがわからないというポイントを整理するのは問題解決のスキルでもある。

 

いや、ここがわからないというポイントの整理ができれば、先生の動きをそのポイントに集中してみれば理解できるようになるので、ポイントが絞れないということは、先生にお手本を示されても理解できない、ということになってしまうんだよね。

何回もやって見せられても、全然頭に入ってこない、ということになる。

 

1.お手本を見る

2.並行して自分の頭の中でシミュレーションしてみる

3.頭の中で、引っかかりそう、よくわからなさそうなポイントが浮かび上がってくる

4.もう一回お手本をやってもらう時に注意して見る

5.頭の中のシミュレーション上で再現する

6.実際にやってみる、ほぼできる

理想はこんな感じで小生は練習しているんだけど、多分「2」〜「5」をやってないんだよね。

 

こういうの、やっぱり訓練なんだろうなぁ。

難しいのかなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。