積読在庫消化。
Kindle日替りセールで購入したのだと思う。
レビューも非常に高い。
著者は女性学の日本のパイオニアで、色々と好き嫌いのある人なんだろうと思う。
ちょっと前にプライベートの話で話題になったりもしたし。
ネットの記事などの各種メディアで、その研究や主義主張は見聞きしたことがあり、まぁそれでお腹いっぱいということで、そういう小生も著作は読んだことがない。
本書は著者の主義主張ではなく、論文作成のテクニックに関わる本なのだが、これがまぁ素晴らしい。
新規事業開発のコンサルティングで、いかに企画書を書くかという支援をしてきたことがあるが、日本のトップクラスのアカデミズムで同じことをやるとこういうことになる、という証。
文中にも、ゼミの卒業生が就職すると、すぐにいい企画書を出してくるとお褒めいただく、という表記があったが、そりゃそうだ。
こんなレベルで主義主張をまとめられるのであれば、そのまま採用である。
と、思うものの、完成された新書一冊アウトプットするほどの要求レベルなので、誰でも出来ないわなぁ、とは思う。
でも、ぜひこのレベルを目指したいし、目指して欲しいと思うのである。
著者の名前で敬遠して読んでいない人がいるとしたら、もったいないのでぜひ読むべき、と伝えたい。
まぁ、ご参考ということで。