こんな本を読む。
最近のマーケティング戦略(戦術?いや、やっぱり戦略か…)の中では割と広く認知されつつも、実現例をなかなか見ないコミュニティマーケティングに関する解説書。
著者はAmazonAWSのコミュニティマーケティングを実践し、実績もキャリアも切り開いた人。
本書の内容は非常に示唆に富んでいて、ビジネス書としては一読の価値があると思うし、大きく捉えると人生やビジネス全般をうまく進めていくヒントにもなるような気がする。
コミュニティマーケティングとは、小生の理解としては「仲間づくり」それもこちらがお金を出すから仲間になってくれるわけではないレベルの、本当の「仲間づくり」。
それって、人生には常に必要なテーマだし、マーケティングとは離れていても、仕事全般に通じるスキルだと思う。
大事なのは最初のメンバー選び。
そしてコミュニティのポリシーの明確化と合意形成。
コミュニティが自走するための継続的な関わり方。
なかなか深いなと思いながら拝読した。
コミュニティマーケティングにすぐ取り組む予定がなくとも、人生全般に意味があるかも、と思うと、いろいろ拾えるような気がする。
ところで、小生の印象に残った記述で、「コミュニティマネジャーは『会社がわかってくれない』と言ってはいけない」というものがあって、サラリーマンの愚痴トップ5だと思うのでちょっとドキッとした。
「わかってくれない」じゃなくて、ちゃんとわかるまで説明する、コミュニティマーケティングの目的とゴールをちゃんと合意形成しておくのは、コミュニティマネジャーの重要な仕事、ということで、「はい、そうですよね」となんとなく反省(笑)。
そんなこんなで、色々刺激のある一冊でした。
まぁ、ご参考ということで。