人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

誰に向けた本?

積読在庫消化。

 

Kindle日替りセールで買ったんだろうか。

なんだろう、ビジネス寄りのエッセイのような、そんな本。

 

「へー」と言ってしまうような豆知識も出てくるが、別に大臣経験のある学者が書かなくてもいい内容だしな…。

「川を登れ、海を渡れ」は高橋洋一氏の本にも出てくるので、やっぱり旧大蔵省でさんざん言われていたんだろうな、とか…。

 

しかも、ちょっと前に竹中平蔵氏の評伝を読み、その若干微妙な博士号取得の経緯も見ているので、氏が本書で語る昔話もストレートに入ってこない。

それはまぁ、著者の意図せざることだろうけれど。

 

なんとなく、ライトユーザー向けの出版によって新たな読者層を獲得しようとした印象を受けるが、それゆえにターゲットが曖昧で、竹中平蔵氏でなくても良い内容になってしまった印象である。

面白くないわけではないが、他に読むべき本はいくらでもある。

 

まぁ、ご参考ということで。