積読在庫消化。
昭和の政界のフィクサーと言われた児玉氏の評伝と言っていいのかな。
結構長い本です。
なんで買ったのかは覚えていないけれど、だぶんKindle日替りセールだったのだと思うし、近代史だし、フィクサーってちょっとゾクゾクする響きだよね、みたいな程度だったのではなかろうか。
「寒い国から来たスパイ」で、その東西冷戦構造がはるか遠くなっちゃったなぁ、という感慨を書いたけれども、児玉氏が暗躍したのはそのちょっと手前の時代。
しかしねぇ、戦後の自民党政治も無茶苦茶だけれど、CIAの日本政界への工作もやりたい放題で(まぁ戦争に勝ったんだからそれくらいするだろうけど)、「寒い国から来たスパイ」もやけにリアリティが感じられてくる。
まだ100年経ってないにも関わらず、「これやっちゃだめだろう」のレベルが違いすぎてちょっとドキッとする。
あぁ、時代は良くなっているんだなぁと、ほんとホッとします。
まぁ、ご参考ということで。