積読在庫消化。
きっとKindle日替りセールで買ったのだと思うが、何を思ってポチったのかは、もはや記憶にない。
結婚はしちゃってるし共働きでもないんだけれども・・・。
多分キャリアとか、そういうものを考える一助になれば、ってところだったのかな。
本書は、日本を中心とする家族の変遷と課題、今後に向けてどんなあり方があるか、という議論。
高度成長期を中心に形成されてきた、誰もが恋愛やお見合いをして結婚し、ということ自体が人類史上特異で、ほとんどの時代は誰もが結婚できたわけでもなかった、みたいな分析は「なるほど」であったが。
読んでいて思い出したのだが、大学時代の家族法の授業は、かなりエキセントリックな内容で、明治民法が想定した家族の形が如何に前近代的かを滔々と述べ続ける先生だった。
家父長的な制度の問題について、個人的にはそんな価値観を守りたいとは思わないのだが、小生はどちらかというと家父長側の属性なので、申し訳ないような、でも何かできるんじゃないか、みたいな微妙な居心地なのである。
こういう、家族や社会の問題って、一人一人が動くしかないのだけれど、一人ではどうにもならないという、非常にモヤモヤするテーマだよね。
難しいなぁ。
まぁ、ご参考ということで。