人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

市井の人々と学問

積読在庫消化。

 

kindle日替りセールで買ったのだと思う。

タイトル通り、段落に関する本なのだが、難解だなぁと日本語で感じるのは中高の文法の授業以来。

 

こんなこと意識して日本語使ってないわ、というのがストレートな印象。

このブログだって銀行員の時に教わった「二行一行ルール」という謎の作法にしたがってるしね(従う意味は全くない)。

 

「二行一行ルール」は、手書き前提のルールで、文章を訂正(訂正箇所に定規で二本線を引き、訂正印を押す)する前提で上下にスペースを空ける、というものなのだが、隙間が空いて目に優しいので使っているのだ。

それはともかく、本書にもブログやTwitterなんかを踏まえた段落論、みたいな話が出てくるのだが、日本人のおそらく九割以上が意識しない文法論を議論・研究する意味ってなんなんだろう、という率直な感想を持ってしまう。

 

まして、言語・文章表現というのは、一人の人間が生きている間でも大きな変化を何度となく感じられるような代物。

学問研究を積み上げている間に、市井の人々ははるか先を行っている、そんな感じがしなくもない。

 

存在意義を否定するつもりは無いんだけれど、なんだかなぁとモヤモヤするのであった。

まぁ、ご参考ということで。