昨日に続きピアノ繋がりで積読の一冊を読む。
タイトルの通り、著名で対照的な二人のピアニストの評伝、というより紹介といった趣の本(著者選の必聴CDも記載)。
ピアノコンクールや音楽の現在、アメリカやヨーロッパの文化も含めて解説してくれている。
音楽評論という世界は、個人的にはあんまり馴染めない気がする。
スポーツも料理も自分でやってみることを考えてしまうためか、自分が全然できない楽器演奏に関しては、「もうCD出してるだけで凄いじゃん、その上なにを評論しようというの…」という気持ちになるからかもしれない。
食べ物も色々語りたがる人達は多いけれど、小生があんまり言わないようにしているのも同じ理由かな。
普通の人よりかなり食べ歩きはした方だと思うけど、どこまで行っても金払って食うだけの人が、「ああだこうだ」言うのはカッコ悪いかなと。
もちろんテキトーな商売している人もいるんだけど、そんな店には二度と行かないだけでいいよね。
どうせ評論するなら「このアーティストを聞け」「この落語家を見よ」「ここに行ってこれを食え」みたいな、門外漢をその世界に惹きつけ、新たな出会いに導いてくれるものがいいなぁ、と。
まぁ、ご参考ということで。